カープ関連雑誌などのまとめ

ユしましたね。3連敗してもまだユしているのでユはすごいなと思いました。次のユは25年より早くしてほしいです。

 

さて、猫も杓子も赤い雑誌などを出していて大変なので、手元にある今年刊行された赤い雑誌や本をまとめました。要は買い物記録であり重複購入防止で、意見には個人差がありこの記事は百パーセントの主観です。

本記事では各雑誌などを写真・記事・記録・アツ・福井の5種類の評価基準を設け、それぞれを星0~3で評価しました。アツと福井に関しては★0=掲載なし、★1=一応載ってる、★2=割と充実、★3=ファン早く買え、です。

 

開幕前系

今年はちゃんとCS行こう、あわよくば優勝しよう!という謙虚な態度。

球団承認 Carp SPIRITS 2016 (タツミムック)

球団承認 Carp SPIRITS 2016 (タツミムック)

 

記事★★★ 写真★★★ 記録★★★ アツ 福井★★★

今更紹介するまでもない手帳以上のカープ手帳。スタメンや勝敗を記入するスケジュール欄のほか、広島県の各都市観光ガイドや「とっさの英語&スペイン語会話例文集」(例:「あなたのファンです」「サインをください」「握手してください」)など実用方面では段違いの充実度。選手インタビューも広島の街への印象など私生活面にも触れたとことんファン目線の一冊。西村通訳インタビューもあるぞ。去年版(Carp SPIRITS 2015 (タツミムック))も読み物として面白いのでアツファンはそっちを買おう。最後に、編集者の方のご冥福をお祈りします。

 

広島東洋カープ読本2016

広島東洋カープ読本2016

 

記事★★★ 写真★★ 記録★★★ アツ★★★ 福井★★★

全体的に記事は充実。写真は一岡の白目むきかけてる写真が1ページバーンと貼られるなど謎セレクトもあり。引退選手のその後を羅列した特集では、遠藤が宝石卸商の営業であったり仁部が秋田精工に就職したり田中由基が実家の造園業を継いでいたりすることが報じられ、果てはアンダーアーマー川崎店でレンチを使う齊藤店長の写真を掲載するなどツボの抑え方が若干おかしい。

アツ記事は扉写真が完璧にラーメン屋の店主で、キャンプ中にあった「プホルス打法」報道を「記者が勝手に書いただけ」とブッタ切る様子が掲載。福井の記事は開幕前だけありセンターカラーで大絶賛、シーズン中に心が折れたときによく読んだ。

 

シーズン中系

このころもまだ「カープもしかして今年強いかもしれない」テイスト。

ベースボールサミット第11回 特集広島東洋カープ 25年ぶり優勝へ『永久不変のカープ愛』

ベースボールサミット第11回 特集広島東洋カープ 25年ぶり優勝へ『永久不変のカープ愛』

  • 作者: ベースボールサミット編集部
  • 出版社/メーカー: カンゼン
  • 発売日: 2016/07/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

記事 ★★★ 写真★★ 記録★★★ アツ 福井

表紙掲載選手インタビューのほか、各紙番記者やおなじみの面々のコラム、苑田スカウト部長、松本スカウト、シュール、水本二軍監督、山内さんなどのインタビューを掲載。どれも取材日付が載っており「神ってる」前夜の誠也インタビューをかみしめながら読める。写真は巻頭はカラー、本文掲載分は紙質が悪い影響が若干ある。福井とアツについては影も形もない。南無。

 

マジック点灯前後系

ここらへんから各社に潜伏しているカープファンのうっぷん晴らしが始まっていて、妙な読み応えのある記事を含む雑誌が多数刊行される。

記事★★ 写真★★ 記録★★ アツ 福井★★★

M20点灯試合直後の福井インタビュー掲載。発売直後に福井抹消。ウッ……。インタビュー自体は福井節が楽しめ、河合じゅんじさんの「私情の空論」も福井。他にマーティと松長通訳のインタビュー、「Locker  Room」では水ぶっかけが梵から始まったことが誠也によって語られ、用具紹介コーナーでは一岡登場。でも助っ人特集にニックがいなかったのはどう考えてもおかしいので★2。

 

記事★★★ 写真★★★ 記録★★★ アツ★ 福井★★

全ページカラーなうえ、朝日なのでカメラマンがよく結果としてとても写真がいい。あと各選手の甲子園での写真が掲載されているのもとても朝日。データスタジアム社執筆記事は数字に弱い人間にも優しいのでありがたい。

番外編として暗黒時代特集記事を左に90度傾けないと読めない仕様にしたことを大絶賛したいところ。この暗黒記事はジョー古河の入団や「あつかんリレーがこの年だけ稼働」、建さんが審判向かってボール投げて退場事件、中東がFASのMVPに選ばれるもその試合で骨折事件など、明らかにダークマターの吸いすぎによるトピックが取り上げられているので暗黒面に落ちたファンにおすすめ。

 

躍進する広島カープを支える選手たち (KAZIムック)
 

 記事★★★ 写真★★★ 記録★★ アツ★★ 福井★★★

出版社の野球ムックのページを見るとあまりに唐突に出されている本。基本は各選手の投球・打撃・守備の連続写真に、これまでの経歴などをサックリまとめた記事が付属して1見開き。時折インタビューや変化球の握りについての解説などが入る。過去のムック製作に際して出た写真をまとめたものかと思いきや、各選手解説が妙にマニアックかつファン目線、さらに最新コメントが入っていて明らかにカープファンの仕業なので買いましょう。福井はインタビューもあるぞ。

 

Vじゃけえ広島!! Road to VICTORY (広島東洋カープ)

Vじゃけえ広島!! Road to VICTORY (広島東洋カープ)

 

記事★★★ 写真★★★ 記録★★★ アツ★ 福井

「マジでVじゃけえしやがった」とインターネットをどよめかせた一冊は、ジャクソンはハイチュウ、ヘーゲンズはうまい棒が好きなことがわかる上にメチャメチャ面白いジャクソン×ヘーゲンズ対談が必読。大野達川対談ではたっちゃんは最近うどんとかそばを例えに使うことが増えたという本人の証言が読める。中四国限定なので遠い人は通販しましょう。

アツは掲載されてないが週ベ恒例「ベースボール写真館」がアツユニを着た祖父と孫のツーショットで、やっぱりアツの支持層って年齢高めの男性なんだ……という理解が得られたので★1。

 

優勝系

25年間溜めに溜めた人たちが大爆発しているので読みごたえに溢れるラインナップ。あんまり「荒稼ぎするぞ~~」感はない。

記事★★★ 写真★★★ 記録★★★ アツ★★★ 福井★

表紙の安部がメチャメチャかわいいと思いませんか? ★3です。

優勝決定試合の経過、優勝会見、ビールかけがカラー掲載。順位推移グラフで「今年のカープはもしかしてすごく強かったのではないだろうか…」と上から目線で振り返ったり、担当チームが初めて優勝する担当記者のうろたえた手記を「うんうん、わかる、そうだよね」と謎の共感を持って読める。

そのほか、野球浪漫が赤松、ファーム記事に桒原。「Locker Room」ではアツが「去年のシーズン中からどうもボールが見えなくて……」という早く眼科行けエピソードを披露している。試合中はコンタクトらしいので、今オフは達川に弟子入りするといい。

 

記事★★★ 写真★★ 記録★★★ アツ★★ 福井★★

初っ端から新井の色補正がビミョーで突貫工事かと思いきや、ちゃんと作りこんであるやっぱり週刊ベースボールはいいねムック。 2016年全試合のスタメンと登板投手記録は記念品。「歴史に名を刻んだ赤ヘル戦士たち」コーナーでは、今シーズン一軍に登録されたすべての選手が紹介されているので、土生や庄司、船越などの初登録選手のファンや、2016年に江草が何をしたのか確認できず不安な人におすすめ。

個人的にはメンバーリストに打撃投手やトレーナー、スコアラー、通訳、広報などを入れてくれたことで相澤や苫米地、河内、篠田の名前が優勝本に刻まれたことがとてもうれしい。ところで打撃投手の背番号、山本芳彦さんだけ空欄なのだが誤植なのか背番号がないのか有識者の方、教えてください。

 

カープV7グラフ ?25年ぶり リーグ優勝への道

カープV7グラフ ?25年ぶり リーグ優勝への道

 

記事★★ 写真★★ 記録★★★ アツ★★ 福井★★

大本営発表はまず本文用紙が分厚く「保存しろ!!!」という強い思いを感じさせる。中身は9割が「カープが勝った日の新聞記事と写真とたまに球炎」であり、今シーズンは負けてないような錯覚を覚えさせる、まさに大本営といえるヤクい編集がなされている。来年以降つらくなったらこれを読もう。

 

記事★★ 写真★★ 記録★★★ アツ★ 福井★

基本的にはサンスポの記事の総まとめ本。記事を新聞ではない形態で所持したい人向け。松田元オーナーの優勝インタビューが一番原語に近い形で掲載されている気がする。緒方監督ヒストリーでは現役時代の松葉杖姿の写真が拝めて、いったい誰が得をするのかよくわからないがありがとうございます。

 

 記事★★ 写真★★★ 記録★★ アツ★ 福井★

ビールかけの写真とコメントが豊富。確認はしていないが参加選手全員のコメントがありそうなので、オスカルや梵の感想を読みたい人はこの本で。主力選手の写真は見開きでかっこいい。記事量はそんなに多くないが「1975&2016優勝胴上げジャンボポスター」という需要のよくわからない付録が妙にときめく。

 

記事★★★ 写真★★★ 記録★★★ アツ★★ 福井★★

前掲のサカダイと版元が同じであり、万が一中身が……と思ったが特に心配はいらなかった。優勝試合の記事は森田ゆとりくんが書いています。

優勝試合記事と全試合結果のあとに各選手の紹介がくる構成。各選手の名前の書体が最近のラノベみたいなオシャレさでハーモニーを感じる。黒田と新井はこれまでの記録がまとめられているのでファンの方はお買い求めください。

そのほか、田中と誠也をスカウトした尾形のインタビュー、共同通信記者による助っ人のケアとスカウトについての記事、めっちゃいいジャクソンスマイルなどが掲載されている。「年度別ドラフト通信簿」は06年ドラフトからの掲載で、個人的にはここ3,4年についての評価はしなくてもいいんじゃないかなみたいなところはあるがアツさんの獲得が◎になっていたので全然問題ないです。

 

祝!! 2016広島東洋カープ優勝記念号(Baseball Times特別編集)

祝!! 2016広島東洋カープ優勝記念号(Baseball Times特別編集)

 

記事★★ 写真★★ 記録★★★ アツ★ 福井★ 

浮かれるファンにそれなりに冷水をかけてくれる慎重派BT謹製優勝ムック……というのは完璧な主観で、個人的に褒めてほしい選手が活躍相応にしか褒められていない点に不満があるだけで、活躍している選手はちゃんと褒められているので活躍した選手のファンにはおすすめ。それでも主張するけど次世代捕手は育成されていると思います。フォークが捕れるようになったし。

 

以上、9月19日現在手元にある雑誌についてまとめました。今後新規購入ならびに古い週刊ベースボールが発掘され次第追加していきます。