ADHD本が溜まったのでレビューします

ADHDとか発達障害の本をいくつか読んだので「ライフハックとして使えるか」に重点を置いてレビューします。
 
あらかじめ申し上げますが、結論としては「そんなことができるならADHDではない」本が多く、私の部屋は相変わらずグチャグチャでカバンの中には折り目のつきまくった謎の紙が入っておりコンサータを飲んでかろうじて会社で仕事をしています。
 
まあそれはさておきレビューを開始しましょう。

 

これはこまごました「困った」に対応するための本です。部屋が汚ければ物を減らす、ものを減らすための判断基準を作る、仕事が混乱するならわかりやすい箱を作る、完了グセをつける……といったふうな個別事案が並んでいます。とはいっても「それができたらADHDじゃないですね」感は否めません。
 

 

「大人のADHD」のための片づけ力 (健康ライブラリー)

「大人のADHD」のための片づけ力 (健康ライブラリー)

 
同じく司馬さんの片づけに重点を置いた本です。基本的には前掲書をより細かくかみ砕いた内容です。イラスト多めですがイラストがあればわかるわけではない。
 
 

 

「大人のADHD」のための段取り力 (健康ライブラリー)

「大人のADHD」のための段取り力 (健康ライブラリー)

 

 同上、「段取り」要はマルチタスクに備えるための本ですが、1冊目があればいい気はします。

 

 これも1冊目と同様の内容です。1冊目よりは「お前の脳はこうできてるんだからこう対応しろ」という傾向があるので司馬さんの本をどれか1冊買うならこれかもしれません。まあでも書いてあることができるようにはなりませんね。


発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

 

 これは「気の持ちよう」みたいなことがほとんど書いていないという点でわりと実用性の高い本です。存在する注意欠陥にいかに先回りしてグッズとかを置いておくかという観点はよく、バインダーで仕事を仕分けるなどは自分でもやっていたことなので親近感もわきました。ただたぶんこの人はもともと頭が良いので全部を参考にしようとすると能力不足で倒れます。実用性はあるけど汎用性はない。そんなかんじ。

 

 

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本

 
ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本

 
ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が会社の人間関係で困らないための本

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が会社の人間関係で困らないための本

 

 これはシリーズですね(著者は違います)。混乱したときにワンクッション置くための具体的なメールの文面やアプリの解説なんかがあり、実用性はそれなりにあります。ただ3冊出てるとやっぱり重複するので、買うなら「上手に暮らす」かなあと思います。

 

 

 これは具体例はかなりあげられているので悪くはないです。脳が管理できないから中身が見える透明なケースに入れなさい、など指導があるのはありがたいです。

 

女性のADHD (健康ライブラリーイラスト版)

女性のADHD (健康ライブラリーイラスト版)

 
これはぶっちゃけ読んでも役に立たないので読まなくていいです。労働している女のADHDが求めていることは書かれていません。
 
以上です。またなんか気が付いたり読み返したりしたら追記します。